ボクは、韓国に大きな忘れモノをしてきてしまった。
それが形あるモノであれば、値段が張るモノであっても
いつかは忘れられるだろう。
しかし、ボクが忘れてきたのは、形あるモノでは、なかった。
 
 
韓国旅行記<第2章> 第1話「再会への旅立ち」
 
 
韓国に忘れモノをしてくるまで、2002年度は『後悔』という言葉のない、
日々だった。
ジニーの数々のイベントに参加するなど、
積極的な行動が目立った。
そんなボクが後悔していることとは。。。
 
実は、1回目(韓国旅行)のレポートでは触れなかったことだが、
あるお店で小さな出会いがあった。
 
当時、韓国ではまだワールドカップのグッズを売る店が
何軒かあった。
しかし、さすがにもうにぎわってはいなかったけど。。。
 
自分が持ってるのと同じ時計があったので、眺めようとすると、
やはり店員が寄ってきた。
何か話してかけてくる(日本語)のを無視して別の場所に移動すると、
そこにもついてきて、話しかけてきた。
「うるさいなあ〜」
とは思いながらも、この時期、日本ではなかなか半袖のTシャツが買えない
(旅行前に買いに行ったけど、置いてなかった)ので、
それが置いてある場所に案内してもらった。
 
外国のサイズって、日本のとは違う場合があるから、
その子(ついてきた店員は、女の子)に、
「私が着れるサイズは、何でしょう?(もちろん、日本語で)」
と聞いたら、間髪入れず、
「L!」
と答えた。
ちなみに、ボクの身長くらいだと、Mを薦められてもおかしくないわけで・・・
あまりに早い反応だったので、いつもの調子で、
「早ッ!もう少し、考えようよ!!」
と三村ツッコミをしたけど・・・
当然、わかるわけはなかった(苦笑)。
 
ボクが見る商品(Tシャツやタオル)は、どれも安いモノで、
売る側としては、あんまイイ客とは言えないんだろうけど、
その子はオイラが見る商品を一つ一つ丁寧に説明してくた。
サイズがないと、すぐに裏に飛んでいって探してきてくれた。
もし、高いモノに対してそういう態度をとったのであれば、
それほど心ひかれるようなことはなかったけど・・・
値段にかかわらず、一生懸命働くその姿に
ボクはすっかり惚れちゃっていた
(恋愛感情とは、ちょっと違う意味で)。
 
買い物を終えた後、
「韓国には、観光で来られたのですか?
 こっちは寒いので、気をつけて下さいね。」
と声をかけられた。
何人かの韓国の店員と話してわかったのだが、たぶん、
日本語がペラペラで話したセリフではなく、
営業用として覚えた言葉だと思う。
それでも、言葉に暖かさが感じられて、すごく気持ち良かった。
 
先輩の薦めで、一緒に写真を撮ってもらった。
でも、声をかけたのは、ボクではない
(シャイなボクに、そんなことができるわけがない)。
「一緒に写真を撮ってもらえばよかったなあ。」
なんて、思って店を出てくと、一緒に行った先輩たちに、
「かわいかったねえ〜。
 写真、一緒に撮らせてもらえば、よかったんじゃないの?」
って言われ、
「俺もそう思ったんですけどね〜。
 (別に、アイドルとかじゃないんだし)そんなこと、言えないっすよ〜。」
と言ったら、先輩が女の子を呼んできて、撮ってくれた
(実は、先輩の方が気に入ってたのかも?笑)。

近くに寄ってきて(むしろ、ボクの方が体をそらしてしまった・笑)
Vサインに最高の笑顔。
「(たいした買い物でもないのに)なかなかここまでやってくれる人は、
 いないよなあ〜。」
心がとってもあったまった。
ボクは、外見というより中身でその人の見え方が変わる。
だから、他の人はどう思うかわからないけど、ボクの目には
その子が韓国で会った人の中で一番かわいく写っていた。
先輩に、 
「メルアド聞けばよかったのに〜(写真のデータ、送るのに)。」
って言われたけど・・・
そんなことが言えるようなら、写真だって自分から
「一緒にとりませんか?」
って言ってると思う(笑)。
 
時間が経つにつれ、メアドを聞かなかったことを
後悔するようになった。
やはり、その写真(データ)を渡したくなった。
旅行3日目、メアドを聞きにもう一度店に行きたかったが・・・
そんな時間はなかった。
なので、
「また韓国に行きたい!」
という思いが、強く残っていた。
しかし、行ったからと行って会える補償はない。
ボクが知っているのは、彼女の住所ではなく、
彼女が働いてるお店。
その時の様子から考えると、いつ、店を閉めても
おかしくない状況だった。
果たして、次行った時、その店はまだあるだろうか。。。
 
そんなことを思いながら、韓国から帰ってきた翌日、
会社に出勤すると、信じられないような言葉が、
先輩から発せられた。
「年内、もう一度韓国に行くぞ!」
韓国を気に入ったということもあるだろうが・・・
あきらかに、それはボクの気持ちを考慮して、
ということがわかった(でも、実際は自分たちが
会いたかったからかもしれない?)。
ためらうことなく、その誘いにのった。
 
結局、声をかけた先輩は既婚者と言うこともあり、
断念することになったが、ボクを含め、
4人が行ってからわずか1ヶ月後に、
再度、韓国に行くことになった。
海外嫌いのボクの行動に周りの知人は
ひどく驚いていた。
それだけ、ボクの想いは強かった。
「年内ならまだ間に合う!
 (年内でないと、間に合わなくなってしまう)」
ボクは、2枚の写真を握りしめ、韓国へと向かった。

つづく。。。
[by がく]

第二話→

広場TOP  第二章目次 投稿目次